和紙スイーツ:倉美紀 ~笑顔の広がる和紙スイーツの世界~

笑顔の広がる和紙スイーツの世界(2/2)

和紙を使ってお菓子を表現されている倉美紀さん。見ているだけで美味しそうなその作品は、見ている人から自然と笑顔が零れます。その繊細で優しい表現をされている倉さん自身もお客さんの反応から幸せをいただいていたようです。 (平成23年1月28日)

みんながニコニコしている顔を見られたことがすごく楽しい。

いま実際に作り始めて、和紙がメインになり始めて何年ぐらいなんですか?

一番最初にハガキにしたのは、もう10年くらい前です。今のような形になるとは思いもよらず・・・。
その間、作らなかった期間も何年かあって、初個展をしたのは3年くらい前です。
その時の展示タイトルを「和紙スイーツ展」としたんです。
本当に一生の記念にと、最初で最後の展示だと思って飾りました。

紙の温度さんで。

はい。紙の温度さんで発表して。その展示から教室のお話を頂いて、その後もまた個展をしませんかと言って下さいました。

自分が好きで作った作品から、全く知らない人と出会えるって、なんて幸せなんだろうと思いました。

それと、作ったものを見た人たちがものすごく喜んでいるというのが。

皆さんニコニコして見て下さるんです。
お客様と会話していると、突然「私、決めました!」と言われて、何を決められたのかというと、「帰りにケーキを買います!!」と(笑)

良い話ですね、それ(笑)

皆さんがニコニコしている顔を見られたことがすごく楽しい。
以前、「作品から甘い香りがしますね。」と言われたこともあります。
もちろん香りはつけていませんので、イメージで甘い香りが漂うこともあるのかな・・・と。
ご覧になる方からいろいろなご感想を伺い、とても幸せなものを頂いた思いでした。


2010年9月 高知:紙逢わせ展 会場写真から、作品「季節の和菓子」

2010年9月 高知:紙逢わせ展 会場写真から、作品「季節の和菓子」

展示会に行ったとき他の方もいらっしゃったんですけど、あのときにこれは倉さんの展示会の特徴なんだろうなって思ったのが、みんな展示会とかになったときには、作品の良し悪しを見るんですよね。これは良い作品だ、これはもっと良い作品だって。なのに、それじゃなくて倉さんの場合、みんなこれは美味しそうとか(笑)作品の良し悪しとは関係なく、それとは全然関係のないところでみんな目がキラキラしてるんですよね(笑)

ああ、これ特徴的だなぁって。

ああ、そうですか(笑)

五感にダイレクトにそのまま来ますからね。やっぱり甘いものは人の心を豊かにするというか。


嘘のないものを作って、この和紙と出会えて良かったなと

友人から、「本当のお菓子を前にした時と、和紙スイーツを前にした時と楽しい空気は一緒だね。」と感想をもらい、作品から届けたいのはそんな楽しい雰囲気なんだな・・・と気づきました。

1年半ほど前の個展からは、お菓子が全く入らないデザインの作品も作っています。
1作目は、手作りのお菓子と和紙の共通点は温かな愛情のように感じて、想いのままにピンクの花々で埋め尽くした作品「愛」を作りました。
その時にお菓子のパーツを入れなくても「想いのお菓子」というものもあるかな・・・と。
現在の作品は、リアルなお菓子、イメージのお菓子、モンブランを擬人化した栗太郎物語などバラバラしていますが、和紙からいろいろなことを感じながら、作りたいものを楽しんで作っていきたいなと思います。


作品「愛」

作品「愛」

バラバラとなっているのではなくて、ドンドン広がっていっているのではないですかね。

広がっているのか、バラバラしているのか、いずれ一つにまとまってくるのか・・・。
自分でもまだわかりませんけれど。

だけど、いま作っているのが楽しい。

はい。自分の想いに正直に作品にしたいですね。
嘘のないものを作って、和紙との出会いも楽しみながら表現できたらと思います。


和紙スイーツ : 倉 美紀
愛知県名古屋市
HP: http://washi-sweets.com/