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2011年6月6日

海外:陰影の美、前さん親子NY個展好評 二人三脚で夢実現

カテゴリー: 和紙ニュース — タグ: , , — wanoshokunin @ 10:13 am
  1. 海外:陰影の美、前さん親子NY個展好評 二人三脚で夢実現
  2. べとつき抑える和紙配合 イオンスポーツ
  3. 三重:御駕籠を修復し公開 伊賀・広禅寺、江戸時代使用の2丁

NYで個展を開催されている前壽則さん。公式ページで作品を見なが日本国内以上に海外ではかなり新鮮な作品として捉えられているのだろうなと感心。詳しくは記事の写真も含め公式ページを御参照ください。


海外:陰影の美、前さん親子NY個展好評 二人三脚で夢実現

http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/event_calture/28494.html

 薄暗い空間。ゆらめく灯火の中に、日本の美が浮かび上がる-。福井県越前市の画家、前壽則(まえひさのり)さん(59)が、18日まで米ニューヨークで個展を開いている。草木を細密に描く画風と、ユニークな展示が好評を博している。「いつか海外で個展を」という願いを、長男の文章さん(30)=東京都在住=がサポート。前さんは「息子の協力で夢が実現できた。見に来た人たちには、日本的な美意識というのでなく、描かれた自然のありように、普遍的な世界を感じてほしい」と話している。

 鯖江市の図書館長を務める前さんは、30歳から独学で油彩を始めた。目標は「世界に通じる画家になる」こと。新世紀展、小磯良平大賞展など全国公募展で入選を重ね、近年は東京を中心に毎年個展を開いてきた。

 2003年ごろから取り組む画風は、キャンバスに膠(にかわ)で和紙や金箔(きんぱく)、銀箔を張り込み、油彩で草花を描く独特の手法。ヒメアシやワレモコウ、ヒヨドリジョウゴなど素朴な自然美が、重厚な画面に浮かび上がる。

 個展は「人生の受容-薄明のなかに現れる本来の面目-」と銘打ち、新作を含む約40点を並べた。前さんは「たとえ絶望しても、現実を受け入れることで、また歩き出すことができる。描かれた自然のありようを見つめることが慰めになり、前に踏み出す力になれば」と、個展に込めた思いを語る。

 会場の演出は文章さんのアイデアで、極度に照明を落とした。所々に福井大の研究室が和ロウソクの揺れる炎を再現したLEDの燭台(しょくだい)を設置し、来場者はめいめいLEDの手燭を持ち、作品を照らして鑑賞する。

 4月29日のオープニングには、100人を超える人たちが詰め掛けた。ほのかな明かりがつくりだす陰影と静謐(せいひつ)な空間にみんな驚いた様子で「作品を一点一点、じっくりと見てくれた」と、前さん。「作品が文学的だと言ってくれる人もいて、うれしかった」と、手応えを感じている。文章さんも「現地のアート関係者も多く、父の絵が技法的に非常に珍しく、美しいと評価してくれた。自分にとっても自信になった」と話す。

 今回の個展は、東京でデザイン会社を経営し、アーティストのマネジメントも手掛ける文章さんが、現地にギャラリーを構える文化基金の企画展プログラムに応募し実現した。

 「キュレーター(学芸員)対象のコンペで、日本からの応募で採用されたのは初めて。個展をやってみて、作家や作品を演出し提供する?マネジメント?の比重が大きいニューヨークのアートシーンが実感できた」と文章さん。日本とは違う美術業界のノウハウを学び「日本の良いところに、ニューヨークの最先端の方法論を取り入れて実践したい。日本のアート市場を盛り上げたい」と話している。

 前さんは「今後も、日本だけでなく海外での発表を続けたい」と意欲を見せていた。ニューヨークの後は、夏ごろに福井や金沢、東京などでの個展を計画中。二人三脚の挑戦は続く。 (2011年6月5日午後2時00分)

※和紙の質感を非常に良く活かした作品を作られている前壽則。下の公式ページの区品を見ると実に静謐でありながらも誠実な作品です。これを機会にもっと広がりがもてると良いですね。

【関連情報】 : 前 壽則『絵画・随筆集』|公式サイト 不嘆

べとつき抑える和紙配合 イオンスポーツ

http://www.nikkei.com/biz/product/article/g=***

 調湿機能に優れた和紙を繊維に配合した。糸を撚(よ)る独自技術を用いて、これまで和紙繊維の欠点だった伸縮性やざらつきを改善。薄く、夏でもべとつかない着心地にした。

 和紙繊維に銀イオンを加工し、ウイルスや雑菌の発生を抑える機能を高めた。外部機関に委託した試験によって、防菌や防臭の効能を確認したという。サイズはM・Lの2種類。色はスモークブルーのみ。インターネットで販売する。

 《4900円》 (2011/6/3 10:05)

※数日前にも紹介しましたが、新聞でも記事がありましたので改めての紹介。紙糸を有効に活かしてということの商品。まだ公式ページでは詳細が出ていないようですが、気になる商品です。

【関連情報】 : 株式会社イオンスポーツ – EON SPORTS|ゴルフクラブ

三重:御駕籠を修復し公開 伊賀・広禅寺、江戸時代使用の2丁

http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110605/CK2011060502000101.html

 伊賀市上野徳居町の曹洞宗・広禅寺(こうぜんじ)(武内宏道住職)の本堂に壊れたまま置かれていた江戸時代の御駕籠(おかご)2丁が修復された。

 同寺は戦国武将・藤堂高虎の家臣の菩提寺(ぼだいじ)で、江戸時代初期の1608(慶長13)年に開かれた。御駕籠は、住職が伊賀上野城に向かう際に使われていたという。駕籠の大きさは横1・2メートル、奥行き1メートル、高さ1・1メートル。

 4年半前に住職を継いだ際、本堂の天井にかけられていた御駕籠が気になったという武内住職。ほこりだらけで傷みも激しかったことから「見てもらえるように」と修復を決めた。檀家(だんか)総代のつてをたどり、京都市の業者に頼んだ。

 解体後、使える部材は再利用した。表面には何層も和紙を張り、漆掛けを施すことで、高貴な仕上がりとなった。本堂で公開しており、武内住職は「気軽に見学してもらえれば」と話している。

 問い合わせは同寺へ。 (2011年6月5日)

※時代劇で見る御駕籠。てっきり全部竹で作っているのだろうと思っていたのですが、かなりの部分が漆がけの和紙が使われていたようです。強度と軽さを兼ね備えていたからこそなのでしょう。